[鉄砲隊の概要]
甲冑愛好会がそのイベントとして、岡山天満屋から後楽園まで甲冑隊の行進をしていました。そのメンバーの中に火縄銃を持っている者が進行の出発の合図に当初火縄銃を打っていました。
それをきっかけにして、1983年に岡山城鉄砲隊が発足し、吉備女鉄砲隊の創設者である長山寿男氏は、初代メンバーの一員として活動し始めました。2008年に全国の鉄砲隊の中の22団体、250名が鹿児島県西之表市市政施行50周年記念で集まりました。
その時に女性だけの鉄砲隊が1団体も無かったので、女鉄砲隊が出来たら良いのにという思いが、長山氏の中に生まれました。
[吉備女鉄砲隊創始者 長山 寿男氏経歴]
昭和17年5月16日生まれ
平成元年電電公社からNTTになった時、平成元年から4年まで、消防・警察・自衛隊・日本政府の災害時の通信を確保する為の通信衛星の開発に携わった。(その時の衛星の名はCS3号)
58歳で早期退職してからは、刀剣、火縄銃、甲冑の趣味を楽しみながら、日本の伝統工芸を広める活動をしている。
写真左:平成13年関ケ原町歴史民俗資料館「関ケ原合戦」特別展
関ケ原合戦と火縄銃のポスターのモデルに抜擢
写真右:2008年、鹿児島県西之表市市政施行50周年記念の集合写真
【吉備女鉄砲隊の設立趣旨】
2015年に吉備女鉄砲隊隊長である安東に長山寿男氏から、女性だけの鉄砲隊は全国でもまれであるから作ってはどうかとお話を頂いたことが発足のきっかけとなり結成致しました。
日本の文化や歴史、伝統工芸、伝統芸能を守り伝承していかなければという思いが強く、また岡山という地域に対する思いも強い、志を同じくする仲間で結成しております。
個々で活動はしておりましたが、一人の力より、二人、三人と集まれば大きな力になるに違いありません。
私たち吉備女鉄砲隊はこれから、火縄銃の演武だけにとどまらず、日本及び地元岡山の文化や歴史にもっと興味を持っていただけるような活動を行いながら、後世にこの素晴らしい伝統を伝承し、日本国内はもとより、広く世界へ発信していきたいと思っております。